4月から始まる総額表示義務について

皆さんこんにちは、Montecito店長(Mystiqueプロデューサー)の高松です。最近『Empire of Sin(エンパイア・オブ・シン)』というゲームにはまっています。私の名前はシンなので、まさに私のためのゲームですね(爆)

さて、今回は4月1日から始まる「総額表示義務」についてお話しします。

お客さんからするとわかりやすくなる総額表示

「総額表示義務」とは、要するにお客さんに見せる価格は全て税込価格にしなければならないということです。例えば、Montecitoの席料は男性1名様60分2,500円と表記していましたが、消費税10%分(250円)を加算した2,750円と表記することになります。
※ちなみに、消費税は全て国に納付しているので、消費税がいくらになろうともお店の利益は増えません。むしろ、消費税が増えれば消費が落ち込みやすいので、売上(利益)は減る傾向があります…。

正直これ、大賛成です。例えば399円にしてちょっとお得に見せるお店沢山ありますが、結局税込みで438円になるので本当にいやらしいなと思っていたんですよ(悪いことではありませんし、むしろ営業努力と言えるので良いことです)。それだったら400円→税込440円にしてお客さんが感覚的にわかりやすくするほうが親切でしょう。もっとも、399円と400円とでは販売数に大きな差が出ることは、小売業ではデータとして実証されているので文句は言いません。

メニューや看板の書き換えが大変

そういう訳で、メニュー表や看板の表記を全て税込価格にしなければなりません。メニュー表は紙なので印刷しなおして挟み込みしていけばよいのですが

Montecitoの看板

/(^ o ^)\看板はどうすんねん?

せっかく作ってもらった看板シートですが、これでも数万円かかるので、シールを貼って修正するかな…。ちなみに、この看板は本体とシートは別々なので、シートは張替えができますから、もしデザインを変えたい場合はシートだけ看板屋さんに発注すればよいのです(これが数万円かかる)。

サービス料はどうなんのかな?

夜のお店にありがちなサービス料ってありますよね。このサービス料の取り扱いはおそらく対象外になるので注意が必要です。例えば、税込で3,300円に対してサービス料10%取るならば、今まで通り枠外に記載もOKになります。それで結局お客さんは3,300円+サービス料10%[330円]、つまり3,630円支払うことになります。
財務省「総額表示に関する主な質問」より

さらに、クレジットカード決済の場合さらに10%加算するお店もあります(笑)おそらく、夜のお店はこういうケースが増えるのではと予想しています。というか、クレジットカード決済する際にお店側が手数料上乗せして取るのはクレジットカード会社の規約違反に該当します(法令違反ではない)。ただクレジットカード決済に伴う、クレジットカード会社に取られる手数料は数%あるので、確かに売上が多ければ多いほどこの数%がでかいので何とも言えません。

便乗値上げについて

おそらく4月に合わせて、「便乗値上げ」するお店は結構な数出てくると思います。よく「最初に料金設定した後に値上げはしにくい」と言われますよね。確かに、同じサービスのままで料金値上げは難しいです。だからコロナの影響が~っていう理由で料金変更したお店もあるし、今回の「総額表示義務」のように何かと「世間の事情がアレコレ大変でね」と無理やり理由つくって値上げするのが楽なんですよね。

でも、私は世間がどうとか関係なく料金は変更します(笑)実際に2020年1月に値上げしています!!!!!!詳しくは「席料およびライセンスシステム改定のお知らせ、2019年の推移と2020年の展望」をご確認ください。要するに前回の値上げはそもそも設定ミスってましたってオチです。

それで4月からは値上げするのかしないのかということに関しては、値上げするものと値下げするものがあると思います。いい機会だから全体的に料金の見直しをしようかなと考えています。Montecito(Mystique含めて)のサービスに関しては「安い」という意見もあれば「高い」という意見もあります。お客さんそれぞれの価値観があって、料金の高い安いを見定める基準も違うので、どれが正解の意見ということはないと思っています。ただ現時点で一つ皆さんにお伝えしたいのは、色々なお店を見てきた私の価値観に基づいて「夢の国」を目指して、それに適した料金設定にできたらいいなということです。

「夢の国」って何だよ…という方はぜひ下記ページをご一読いただけますと幸いです(‘ω’)