今一度考えたい、「推し」と「指名制」

最近おふとぅんに入ってから2時間くらいスマホをいじってる店長の高松です。

この前、秋葉原のメイドカフェ「@ほぉ〜むカフェ」に行ってきました。最初7階?その後4階?忘れたけど、ハシゴしたと思います。

あっとほーむかふぇ

なんかしらんけど、この日はドラえもんばっかりを書いてもらいました(笑)でも2枚目のドラえもんは、チョコソースが沈んで怖い。。。

さて、ここから本題。今日のテーマは「推し」と「指名制」です。

最近ありがたいことに色々なお客様にご来店いただいています。定期的に足を運んでくださる常連さんも増えてきました。月に1回から、週に2~3回まで、色々な方がいます。皆さん、それぞれの楽しみ方がありますね。「ここの雰囲気が気に入ってね」という方もいますし、「あのメイドさんが気に入ってね」という方もいます。今日のテーマは後者に深く関係しています。

指名制がない理由

まず、Montecitoには指名制はありません。風俗営業許可を取っているので指名制自体は導入できますし、あったほうが売上もあがるでしょう。でも、今のところ指名制を導入するつもりはありません。その理由は、Montecitoはどのメイドさんが担当しても満足してもらえるお店を目指しているからです。

どのメイドさんが担当しても満足してもらえるお店を目指しているから、私は採用面接で結構落としています。具体的には、(オープン後4か月で)累計95人と面接して採用したのは20人ほどです(2020年5月現在では、10人に1人程度の採用率です)。それと、採用後も勤務態度をよーく見ています。「ああ、これはダメだな」と思ったら、後でバシバシ伝えます。それで改善しなかったら辞めてもらいます。

もちろん人の好みは千差万別なので、お客さんの立場からしたら「微妙…」ということはあります。でも、60分あったら2人のメイドさんと話す機会があります。意図的に違うタイプのメイドさんを担当させるので、少なくともどちらかで楽しい時間が過ごせるはずです。もし60分間ダメだったら、多分Montecitoでは楽しめない(私が素敵だと思うメイドさんの人物像とは違う感性を持っている)方だと思いますので、お店に来ることは2度とないでしょう。

指名制はないけれど、「推し」を配慮します

指名制がないので「あのメイドさんが気に入って」お店に来てくれるお客さんの大半は歯がゆい気持ちを感じることがあるでしょう。でも、「推し」がわかっている方に関しては優先的に担当させています。とは言え、他のお客さんへの接客機会を奪うことにはならないように配慮する状況もあります。

「推し」とどうしても話したいという場合はあらかじめ私(店長)にお伝えください。可能な限りで配慮します。ただ混雑時はシステム上困難なことが多いので、早い時間帯(19時~21時)にご来店することをおすすめします。

推しごとって?

ここからの話は経営上の観点も入っくるので不快に感じる方もいるでしょう。ただ、Montecitoを気に入ってくださっている方には、一度目を通していただきたいです。それで「もう行くのやめるわ」なんて思ってしまったら元も子もないのですが、それ以前に現状だとかなり厳しいのであえて書きます

まずはいつもご来店ありがとうございます。来て楽しんでいって下さるだけで大変ありがたいことです。

ただ、もし「推し」がいるならば、推しのメイドさんと乾杯する(メイドドリンクをあげる)ときっと喜びます。(当サイト求人ページで公開しているので隠しませんが)お店の売上だけでなく、メイドさんにもバック(通常100円)が入ります。あと、単純になにも飲まずにずっと話をするのが結構しんどいそうです(笑)キッチン内で水やお茶を飲めるようにしていますが、キッチンに戻る余裕がない時も頻繁にあります。

個人的な飲み方

私は普通のバー、男性のバーテンダーがやっているお店でも、バーテンダーにドリンクをご馳走して一緒にお酒を楽しむことはよくあります(もちろんそうでない状況もあります)。一緒にお酒を飲むほうが楽しいからです。私も色々なバーを巡るようになって知ったのですが、一人でバーに行くならバーテンダーにドリンクをご馳走するほうが圧倒的に楽しめます。私の場合は「○○さんも一緒に飲みませんか?」「よかったら何かドリンクどうぞ」と言っています。もっとも、一般的なバーではバーテンダーは1対多なので常にお話しできるとは限りませんが、それは仕方ないですね。

経営の内実

Montecitoのメイドさんは時給1,300円(+馬車代、各種バック)なので、席料60分3,000円のうち半分以上はメイドさんが担当する(1対1でお給仕する)サービス料と考えてください。そこからドリンク等の売上で利益を出していきます。給仕している(出勤している)メイドさんと同数のお客さんが常にいることはあり得ないので、席料+お客さんが飲むドリンク代だけでは確実に赤字です。「開業から3ヶ月と、今後の話」でも触れましたが、お客さんが増えているとは言え収支はまだまだ赤字です。
※2019年6月頃より、私の給料(一人が生きていけるくらい笑)が出るくらいの黒字になりました!

時給1,300円の理由

時給1,300円は一般的なガールズバーの基本給と同等です。しかし、Montecitoが「指名なし」「連絡先交換なし」「同伴なし」「アフターなし」で同等の待遇を用意しているのは、それだけの価値があるメイドさんを選抜するためです。

お客さんは60分の席料3,000円と800円のドリンク代で少なくとも1時間4,000円くらいかかります。一般的な飲み代としては高いですよね。でも、もう一杯、お客さん自身で飲んでいただくのもいいですし、もし「推し」とお話しできたなら、「メイドドリンク」で乾杯してみませんか?いつもより楽しい時間を過ごせると思いますよ。

>>開業から8か月と、今後の話